PDSI — RFIDベース資産管理システム
Webアプリ · モバイルアプリ · 産業IoT

PDSI(Pertamina Drilling Services Indonesia)向けRFIDベース資産管理システムの設計。プロジェクトは2022年12月15日にキックオフし、2024年4月まで継続しました。PDSIは約2万点の掘削資産を複数の現場に分散管理しており、本システムはRFIDハードウェアとカスタムWeb・モバイルプラットフォームによるリアルタイム資産追跡・状態監視・ライフサイクル管理を提供します。
目的
- →複数現場に分散する約2万点の掘削資産を追跡
- →資産の状態・使用状況・メンテナンス履歴をリアルタイム監視
- →手動点検記録をRFIDベースのデジタル記録に置き換える
- →管理者向けWebダッシュボードと現場オペレーター向けモバイルアプリを提供
役割
- →Webモニタリングダッシュボード・AndroidモバイルアプリのUI/UXをエンドツーエンドで設計
- →情報設計:資産階層・ロケーションドリルダウン・アラート管理
- →RFIDタグ比較分析とハードウェア要件のドキュメント化
- →コンポーネント仕様を含むエンジニアリングチームへのDesign Handoff
挑戦
- ⚡防爆仕様の産業用ハードウェア向けの設計 — 画面・インタラクションの制約が一般デバイスと異なる
- ⚡資産数(約2万点)が多く、オペレーターを圧倒しない階層型ナビゲーションが必要
- ⚡複数のRFIDタグ種別(Roswell・Micro X II・Armored 200)がそれぞれ異なる読取距離と故障特性を持つ
- ⚡現場環境:強い日差し・手袋・粉塵 — UIは視認性と操作性を維持する必要がある
デザインプロセス
キックオフ・ディスカバリー
2022年12月2022年12月15日にICT PDSIによるステークホルダープレゼンでキックオフ。既存のRFIDインフラと資産管理の課題を分析しました。
- ·ステークホルダーキックオフ:ICT PDSIプレゼン(2021年7月23日)
- ·資産在庫分析(複数現場に分散する約2万点)
- ·既存RFIDタグ監査:Roswell・Micro X II・Armored 200
- ·ハードウェア要件スコープ:防爆デバイス・Androidスマートフォン・Webツール
設計・開発(Web・モバイル)
2023年1月 – 2024年4月情報設計からUIデザイン、WebダッシュボードおよびAndroidモバイルアプリの開発まで、2024年4月まで一貫して担当しました。
- ·情報設計:資産階層・ロケーションツリー・アラートシステム
- ·Webモニタリングダッシュボード:概要・資産一覧・詳細・アラート管理
- ·Androidモバイルアプリ:RFIDスキャンフロー・資産チェックイン/アウト・状態記録
- ·RFIDタグ比較表(Roswell vs Micro X II vs Armored 200)
フロー — 現場資産スキャン・チェックアウト
現場オペレーターが防爆Androidデバイスで資産のRFIDタグをスキャンし、状態を確認してデプロイメントに記録します。
例:掘削作業向け資産チェックアウト
✅ Positive Flow (正常系)
- 1オペレーターがモバイルアプリを開く → 資産のRFIDタグをスキャン
- 2アプリが資産IDを確認し、状態履歴を表示
- 3オペレーターが「デプロイ」を選択 → 掘削ロケーションに割り当て
- 4記録がWebダッシュボードにリアルタイム同期
❌ Negative Flow (異常系)
- ✕タグ読み取り不可 → 手動ID入力でフォールバック+タグ交換フラグ
- ✕資産ステータスが「修理中」→ システムがデプロイをブロックしアラートを表示
- ✕RFIDスキャンタイムアウト → リトライプロンプトとトラブルシューティングヒント
学び・得られた知見
産業用コンテキストはUXの優先事項を根本的に変える
現場オペレーターは手袋・強い日差し・粉塵という過酷な環境で作業します。タッチターゲットサイズ・コントラスト比・片手操作は「あると嬉しい」ではなく、絶対的なデザイン要件になりました。
ハードウェアの制約をソフトウェア設計の早期段階に組み込む
防爆デバイスの制約(小さな画面・低速プロセッサ・耐衝撃ケース)は、HandoffではなくDay 1からUIの意思決定を形作りました。
複数タグ種別には適応的なUI状態が必要
Roswell・Micro X II・Armored 200の各タグは読取距離と故障特性が異なります。UIはオペレーターを混乱させることなく、部分読取・タグエラー・フォールバックを適切に処理する必要がありました。
成果・インパクト
📦
~20K
追跡資産数
全資産の可視化
複数現場に分散する約2万点の掘削資産をリアルタイムRFID更新で追跡するシステムを設計。
🔖
3
RFIDタグ種別
マルチタグ対応
仕様と用途が異なる3種のRFIDタグ(Roswell・Micro X II・Armored 200)に対応した設計。
📱
2
対応プラットフォーム
Web + モバイル
管理者向けWebモニタリングダッシュボードと、防爆Androidデバイスを使う現場オペレーター向けモバイルアプリを提供。
デザインギャラリー
Web Dashboard
3 screens


Mobile App
8 screens







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